サバイバル心

この日曜から月曜にかけて、福岡をはじめ九州は大寒波に見舞われました。
福岡が真冬日(最高気温が氷点下)というのは39年ぶりとのこと。
鹿児島でも10cm以上雪が積もり、沖縄本島でも雪を観測しました。

日曜、家に閉じこもってラジオを聞いていると、博多駅前からの中継が。
「タクシーもう1時間も待ってるんです〜」という女性の悲痛な声に、
大変やなあと思いましたが、その女性の行き先はマリンメッセとのこと。
思わず「そのぐらい歩けよ・・・」とツッコミたくなりました。
(博多駅からマリンメッセはせいぜい2〜3km)

あまりに便利な環境が整ったために、その環境が崩れたときに
途方に暮れるという人は少なくないのかもしれません。
もちろん便利なことはいいことであり、それで僕らの生活は成り立っていますが、
それが24時間365日いつでも自由に使えることを前提にして暮らしてしまうと
いざという時に生き残れる「サバイバル心」が養われないのではないかと思います。

今の若い世代が海外に行きたがらないというのも、
ひょっとしたらそこに理由の一つがあるのかも?

「何かがない時にどうするのか?」というようなシーンを経験する
ワークショップみたいなものができるのではないかと思った今回の寒波でした。