ロボット工場を見学してきました
安川電機の「ロボット村」を見学してきました。
地元の施設なのに昨年のオープンからまだ見学する機会がありませんでしたが、
今回縁あってやっと見ることができました。
産業用ロボットの安川電機なので、自身のロボット工場にもロボットを使っています。
ロボットが、ロボットを作っているわけですね。
6軸のロボットになると大きくて重いので、ロボットの土台のように重い部品の取り付けには
ロボットアームだけでなく天吊りのクレーンも使われていました。
ロボットとクレーンを同じコントローラ配下で同期制御させているようです。
将来的な用途を見せるショールーム「みらい館」の方では、ものづくり以外の用途提案がありました。
個人的におもしろかったのは医薬分野。
劇薬を扱う試験を、ロボットを使うことで、人が直接薬品に触れることなく行うものです。
ただし検査担当者は近くにいることになるので、事故防止のためにロボットの動作は遅めでした。
ものづくりのロボットと違って高速性は不要だからこれでいいんでしょうね。
介護などサービス分野へのロボットの展開の話を聞いているうちに
「ロボットが働くレストランって、実現できないだろうか?」と思いました。
料理にはレシピがあるから、プログラム化できそうだし、
味覚センサーも高精度化しているから、料理の質も保てるでしょう。
ロボット活用で外食産業の人手不足にも貢献できるはず。
何より「珍しさ」でウケるだろう。
課題があるとすれば、サービスが味気なくなること?
だったらロボット化するのはシェフだけにして、
他は客のセルフサービスが許容されるレストランに適用すればいい。
ショッピングセンターのフードコートとか。
ウェイターまでロボット化するとなると、人とロボットの動線を安全に切り分ける必要があり
ムダなスペースが増えるだろうから、どっちにしても無理っぽい。
ただセルフだと単価下げないといけないから投資回収が厳しい?
食品衛生法とかの関係はどうなんだろう?
そんないろんな妄想を膨らませることができたロボット工場見学でした。
*おまけ:ロボットによる小倉祇園太鼓