Hannover Messeに来ました
ドイツで開催されている産業機器の国際展示会「Hannover Messe」に来ました。
産業分野の広報企画に携わる立場として、この分野で世界最大の展示会と位置付けられているHannover Messeには、以前から一度訪れてみたいと思っていましたが、今回機会を得て行くことができたのものです。
世界最大だけに集まる人の規模もすごく、会場近くに宿を取ることは到底不可能で(価格が高騰しており、一説によると一泊7万円ぐらいとか!)、350km離れたフランクフルトからドイツ国鉄特急で連日通うことになりました。
Industry 4.0のお膝元のドイツだから、見たこともない先端的な技術がずらりと並ぶかと思いましたが、技術やビジネスモデル自体は日本とそれほど差はなかったように思います。ただ、どんなメーカーもIndustry 4.0との関連性を打ち出している点で「層の厚さ」を実感しました。
技術の見せ方の部分では、いろいろ学ぶ部分が多かったです。特に「ホワイトペーパー」を活用しているメーカーが多いように感じました。ホワイトペーパーは顧客による初期の情報収集ニーズに応えるのに有効なツールですが、日本の場合その段階からメーカーが営業担当者を派遣することが多く、欧米のメーカーに比べて活用は少ないように思えます。しかし労働力不足や市場の拡大(グローバル化)を考えると、人手に頼った従来のやり方だけでは限界も出てくるでしょう。今回Hannover Messeで学ぶことのできた見せ方も含め、今後提案を広げていきたいと思います。