九州の大雨
ニュースなどでお聞きかと思いますが、九州ではこの一週間大雨が続き、熊本の球磨川が氾濫するなどの災害が発生しました。
福岡県でも、南部の久留米や大牟田などで浸水の被害が出ています。
お客様からも「松尾さんとこは大丈夫?」と電話やメールをいただいたりしました。
ここ北九州市も激しい雨は降りましたが、1時間20〜30mm程度の雨が数回あった程度で、交通機関の乱れなどはあっても、街中に被害が出るようなことはありませんでした。
お気づかいいただき、ありがとうございました。
福岡県は、北部と南部の間に大きな分水嶺があります。
分水嶺より北は玄界灘や瀬戸内海、南は有明海に流れる分水嶺です。
この分水嶺で、天候が変わるように思います。
九州自動車道を車で走行中、筑紫野ICと基山PAの間にあるこの分水嶺を通過するタイミングで天気が変わった経験が過去に何度かあります。
今回久留米や大牟田に大雨をもたらした線状降水帯は、福岡県の南西から北東に移動しながら雨を降らせていました。
この分水嶺と交差するので、山地とぶつかる形で雨を集中的に振らせていたのではないでしょうか。
3年前の「平成29年7月九州北部豪雨」も、この地域が一番被害の激しいところでした。
北九州市も昭和28年には大洪水を経験しているので、大雨の被害と無縁とまでは言えないのですが、南西部から襲ってきた今回の大雨については。この分水嶺の存在で被害を免れたのかもと思っています。