HANNOVER MESSEのライブカンファレンスに学ぶ
今週月曜からオンラインで開催されている「HANNOVER MESSE」。
連日多くのカンファレンスやプレゼンテーションが
絶え間なくライブストリーミングで行われているので、
ストリーミングが始まる日本時間の15時頃以降は、
ずっとバックグラウンドで再生しながら仕事し、
夜も自室のPCで再生しっ放しにしています。
見ているとどのカンファレンスやプレゼンテーションも、
ものすごく自然で洗練されてる感じです。
単にリアルでやる予定だったカンファレンスを中継というのではなく、
明らかにオンライン配信に最適化した作りにしています。
この写真のような対談形式のプレゼン(ベンダとユーザの対談)も、
普通にトークしているような内容です。
こういう映像を使ったプレゼンテーションの台本作りは
僕も何度も担当させていただいていますが、
自然に話してもらう形だと登場者が納得いただくまで何テイクも必要になります。
話す内容の正確性を保つためにあらかじめ完全台本を用意し、
撮影時はカンペを出してそれに沿ってしゃべってもらうのが普通ですが、
そうすると自然な会話の雰囲気が薄れてしまいます。
しかしHANNOVER MESSEのプレゼンテーションを見てると
カンペを見てる様子もなく、よどみなく自然に語っています。
それも多くの登壇者にとって母国語でない英語で。
(ドイツ語版は、英語版映像に同時通訳をかぶせる形でした)
どういう台本と撮影環境を用意すれば
こういう自然なプレゼンテーションが撮れるのか。
プレゼンテーションの内容よりもそちらの方で頭がいっぱいでした。