写ってはいけないもの
最近、ちょくちょく写真加工をやっています。
コロナ禍でお客様の現場に出向いて写真を撮ることができないため
代わりにお客様自身に写真を撮影していただいています。
しかしその写真の中に、写ってはいけないものがあったりするからです。
自分たちが現地に出向いて撮影するならば、
撮るアングルに写ってはいけないものがないかを確認して、
あればそれをよけたり、別のアングルを探したりして撮影します。
しかし現場に行けず、お客様に撮ってもらうのではそのチェックができません。
撮っていただいた写真をもらってから写っているものを確認し、
NGのものが写っていれば加工でカバーしているのが実際です。
写ってはいけないものの典型は、お客様の機密に関わるものです。
オフィスでは壁に貼った生産計画や営業の数字、
工場の場合は試作品や箱に貼られた納品先名のラベルなどなど。
その他には他者に著作権があるキャラクターやデザイン、
政治色のあるポスターなども、写ってはいけないものの例です。
加工でこういうものを消すことはできますが、
消す場所の背景が複雑な場合は消した後がどうしても不自然になります。
逆に言えば、写ってはいけないものを明確に定義できたら、
質にこだわらない写真ならば今後もお客様に撮っていただくことも
可能なのかもと思っております。