映像と記事の違い

このところ教育関連事業の話ばかりでしたが、
祖業(?)である技術系コンテンツ制作事業ももちろん行っています。
今週は、制作中の製造業向けシステム事例の映像をもとに、
Webと印刷物用の事例記事を作る仕事をやっていました。

映像と記事、両方とも僕のところでは制作しています。
一般に映像の方が説得力があるように言われていますが、
技術系のコンテンツのようにしっかり解説しないと伝わらない場合は
記事の方が効果的ではないかと思っております。

映像の場合は情報がどんどん流れていくので、
話の論理展開やつながりが少々不十分であっても
“勢い”で最後まで通していくことが可能です。
展開に「?」と感じるところがあっても、
わざわざ巻き戻してまで振り返るような人は少ないからです。

一方、記事は全体が視野に入ります。
そのため展開に「?」の感じるところがあると
その前段が視野にあるのですぐに振り返ることができます。
“勢い”に任せて通してしまうということができません。

つまり「ごまかしが利かない」のが記事のコンテンツなのです。
ごまかしの利かない説得力のあるコンテンツを作るなら、
まず記事形式で作ってみることをおすすめします。
記事形式できちんとしたストーリーを確立してから
映像制作にかかるのが理想的かと思います。