SQLの授業の順番
専門学校は今週から後期の授業が始まりました。
後期は例年、SQL(データベース言語)の実習などを担当しています。
授業で使っている教科書は、CREATE TABLEやINSERT INTOから始まります。
それらでテーブルを作り、そのテーブルを使ってSELECT文を学ぶという順番なのですが
どうもその順番になじめません。
複数行にわたらざるを得ないCREATE TABLEやINSERT INTOと違い
SELECT文は一行で完結するので、学ぶ順番が逆ではないかと思うのです。
一字でも間違えれば表ができない、データが追加できないのでは
学生がやる気を失ってしまう恐れがあります。
それよりもSELECT文の方が間違えるリスクが少なく、
最初のテーマとしては適しているのではないかと。
しかしそもそものテーブルがなくてはSELECT文も試すことはできません。
そこで僕の授業では、テーブルを作るバッチファイルを用意し、
意味は分からなくてもいいからとにかくテーブルを作らせるところから始めています。
テーブルの作り方については、
SELECT文やWHERE句やORDER BYなども終えてから、
改めてこのバッチファイルを使って解説することにしています。
バッチファイルは、INSERTやDELETEを繰り返して表がグチャグチャになった時に
表を初期状態に戻すのにも使えます。
この方が学生には取り組みやすいと思うんですが、どうなんでしょうね?