将棋竜王戦の大盤解説会
北九州で2日間に渡って行われた将棋「竜王戦」第3局の大盤解説会に行って来ました。
大盤解説会とは、対局会場とは別のところで進行中の盤面をリアルタイムで再現し、
解説役の棋士が局面の解説、形勢判断やこの後の指し手の予想などを行うものです。
大盤解説会は、主にタイトル戦の時に行われるもので
僕は東京で働いていた頃はちょくちょく行っていました。
当時はふらっと立ち寄れるような無料の気軽なイベントでしたが
今は藤井聡太への注目で大勢の人を集める大がかりなイベントになり、
今回の大盤解説会も事前の応募が必要で有料(2500円)、
席も指定という本格的なものになっていました。
タイトル戦がホテルで行われる場合は、同じホテルのホールなどで大盤解説会が行われ
その時は対局終了後に両対局者が解説会場に挨拶に来るのが通例です。
しかし今回は、対局場が旧安川邸という重要文化財の建物であり、
大勢の観戦者を集めるところではないので、
そこから車で10分ほど離れた駅前のホールが大盤解説会場でした。
なので両対局者が来るのは期待していなかったのですが、
対局終了後に解説会場のモニタに映るインタビューの中で、
「ではこの後、両対局者には大盤解説会場に」
と聞こえてきたので会場は大歓声。
夕方の交通渋滞もあって、来るまでは20分ぐらいかかりましたが
誰も帰ることなく両対局者を待ち、リアルで見ることができました。
予想外の嬉しい出来事でした。
今回の対局会場の旧安川邸には洋館が隣接しており、
そこは現在は結婚式場としても使われています。
ちなみに我が家は19年前にここで結婚式をあげました。
今回の対局場になった旧安川邸の大広間は、
その時に親族や来客用の控え室として使われていたところです。
「じゃ、思い入れもあって懐かしいところでしょ」
と大盤解説会場で会った友達にうらやましがられたのですが、
結婚式の主役は来客用の控え室に行く機会はなかったんですよね(^_^;)