札幌で思ったこと

9/1は代ゼミ札幌校のイベントで講演でした。
前日に札幌に入り、札幌在住の高校水泳部時代の2年上の先輩
(自分が入部したときのキャプテン)にお願いして
ジンギスカンに連れて行ってもらいました。

高校1年の時、部室で2年上の先輩たちが進路について話す中で
東京や北海道や大阪などの名前がポンポン出てきます。
中学を出たばかりの自分はそのスケールの大きさに
「なんか、すげーなー」と感服していました。

先輩たちは部活引退後、僕らが部活中のプールサイドにたびたび来ていました。
僕らをシゴき…じゃなくて激励に来たのかと思ったら、
顧問(数学の先生)に教えを請いに来ていたのでした。
そんな姿から真剣に目指してるんだなあと思っていました。

自分も高校入学時点で東京の大学に行きたい想いはあったものの
それほど強い想いではありませんでした。
でもその想いを実現したくなった(実際実現できた)のは
上の代の夢や努力の姿を直接見ていたからなのかも?

仕事で受験産業にかかわるようになって感じていることですが
受験生の夢がどんどん縮こまっているように思います。
いくら自分が大きな夢と強い意思を持っていても、
結局は自分がいる環境に流されてしまうのではないか。
逆に周りの環境次第で夢の持ち方や実現も変わるのではないか。

部活というコミュニティにいたことの最大の効果は
実はそれだったのかも?

そんなことを考えた札幌の夜でした。