赤と青

先日の授業での出来事。
黒板に赤のチョークと青のチョークを使って図を描いて説明した授業の後、
一人の生徒が僕のところに来ました。
実は彼は赤と青の区別がつきにくい色覚障がいを持っているとのこと。
同じ色に見えるので、どう区別したのか教えてほしいというのです。
「しまった・・・」と思いました。
数年前、専門学校で新年度の開講前に
「赤が認識しづらい色覚障がいを持つ学生がいるので
そのクラスでは赤のチョークは避けてください」という指示を受けて以来、
専門学校では色覚障がいのことを意識するようにしています。
しかし代ゼミではそのことを確認していませんでした。
彼には詫びたうえで後で講師室に来るように伝え、
同じ図を色を使わずに書いたメモを渡しました。
もっともその図の色分けにはそれほど意味はなかったのですが。
その後、彼のクラスの担任にそのことを伝えました。
担任「ああ、確かにそういう生徒がいるんでしたね」と。
(分かってるならば最初から伝えといてほしかったな)
翌週からは、僕が使っているチョークケースの青には、
青の代わりにオレンジ色を入れています。