記事体広告の効果

先日、今年夏に制作を担当させていただいた記事体広告について、
効果測定の結果を教えてもらう機会がありました。
製造業向け雑誌で計測技術に関する記事体広告だったのですが
同じ号に掲載されている16本の広告のうち
「探索(より詳しく知りたい)」で1位、「理解度」「興味」で2位だったそうです。
制作を担当した者として冥利に尽きる結果でした。

記事体広告はこういう「理解させる」ことに適した広告です。
一般消費者向けの広告はとにかくインパクトを残すことを主眼としていますが
BtoB、特に技術系の広告はインパクトだけ残してもあまり意味がありません。
その後の社内での検討や購買のステージに乗せるためには
社内の他の関係者を納得させる客観的な材料がなければならないからです。

記事体広告はインパクトや好感度を残すことには不向きなのですが
(実際この調査でも「インパクト」「好感度」では最下位近くでした)
製品やサービスの導入検討への動機付けには格好の形式です。

BtoBの世界ではインパクトによる「衝動買い」はありえません。
よほどのワンマン社長の企業でない限り
製品やサービスの導入は合議で決まるはずです。
合議にあたる関係者の多くを納得させやすい記事体広告は
製品やサービスの導入という目的にかなった広告かと思います。