受験の朝に経験した大雪

39年前、高校3年生の私は大学受験のため東京都内のホテルに泊まっていました。
私大を延べ3つ受ける僕にとって最初の試験を控えた前の夜。
夕食を終え、ホテルの部屋で明日に備えて気持ちを落ち着かせていました。
「普段通りの力を出せば、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせて。

そろそろ寝ようと思っていたその時、テレビがニュース速報を流します。
そこには「東京都に大雪警報発令」というテロップが。

「えっ?」と思って部屋のカーテンを開けると外は大雪。
受ける大学の近くの三田にホテルを取っていたのですが、
受験会場は横浜の日吉です(どこの大学か分かってしまいますねw)。
ただでさえ慣れない東京で乗り換え含む長距離移動が必要なのに
明日の朝は大雪で交通機関が乱れるのでは・・・

案の定、翌朝は積雪。
修学旅行で行った長野のスキー場でしか見たことない積もり方です。
試験開始に遅れないように行かないと。

朝食もそこそこに早めにホテルを出て、乱れている電車を乗り継いで日吉へ。
駅からも早足で息を切らせて間に合ったのですが、
着くと「試験開始を3時間ずらします」との案内が。
午前2・午後1教科を午前1・午後2教科に変更するとのこと。

一連の対応で落ち着きを失ったから、というわけではないのですが
その大学はそれなりに自信があったのに不合格。
続く2つの試験も不合格で、浪人することになりました。

今週末は大学入学共通テストです。
どうやら今年は天気は荒れることはなさそうです。
受験生には力を存分に発揮してもらいたいものです。

気象庁のサイトを調べてみると、私が受験生の時に経験した大雪は
1986年2月18日から19日のデータとして残っていました。
比較的最近まで東京都の積雪の歴代ベスト10に名を連ねていたようです。

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