祖父の五十回忌

先週末は祖父(父方)の五十回忌でした。
これまで祖父母の法事は父が取り仕切っていましたが、
衰えて高齢者施設入所中なので、僕が初めて代理で施主をつとめました。
製鉄所の職人だった祖父が亡くなったのは僕が小3の時。
競艇が好きで、よく自室で老眼鏡を掛けて赤鉛筆を耳に乗せ、
普通の新聞より一回り小さい新聞を読んでいたのを覚えています。
今になって考えるとたぶんその新聞は、競艇の予想紙だったのでしょう。
僕が幼い時、「遊びに連れて行っちゃる」と言って
連れて行ってくれたのが、爆音が鳴り響く競艇場でした。
じいちゃん、自分が行きたいところに行っただけやんw
でもお菓子とかジュースとか買ってくれたので、楽しかった記憶があります。
祖父母の頃から檀家となっているお寺の方によると、
五十回忌は一種の「お祝い」とのこと。
それまで故人を覚えている身内が生きていることの証だからだそうです。
それを機に、墓じまいなどをする家も多いようで、
僕もそのお寺に預けている祖父の遺骨をどうしようか考えています。
11年後に祖母の五十回忌が来る計算なのでそれまで待ち、
祖父母一緒に海洋散骨という方法を考えているところです。
写真はその祖父母と、生後9か月の僕です。
昭和43年の正月、祖父母の家の前で撮ったもののようです。