理系 or 文系
先般、長崎大学様の広報誌特別版の制作を担当させていただきました。
長崎大学様の工学部が創立50周年を迎えたことに伴って制作したものです。
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当社がテクノロジーに特化した編集制作業務を行っているとは言え、
実際に担当しているのは主に情報通信や電子機械の分野です。
今回の長崎大学様の案件はこれらに加えて化学や土木などの分野も含まれ、
自分にとっては大変勉強になりました。
貴重な経験をさせていただいた長崎大学工学部様をはじめ、
誌面に登場いただいた卒業生の方々、制作スタッフの皆様に
改めて御礼申し上げます。
学生の理系離れの傾向は、学生の就職難を背景に収まりつつあると言われていましたが
景気回復とそれによる就職状況の改善を受けて、今年は文系志向が強まり、
理系離れが再び始まったと言われています。
就職状況で理系文系の選択が変わってくるというのもなんか変な話ですが、
理系文系の枠にとらわれ過ぎるのもどうかと思います。
技術職でもコミュニケーションのために文書の読み書きや地理歴史の素養が求められ、
事務職でも、特にメーカーの営業などは数学や物理化学の基礎知識が必要なはずだからです。
長崎大学工学部様は今年の入試から英語を二次で必須にして
文系寄りの学生も受けやすくしたそうです。
学生の将来の幅を広げるためにも、理系文系を横断した入試や課程が
今後も出てくることを期待したいと思います。